チタンプライヤーについて

BACKLASHのオリジナルで

チタン製のプライヤーを作りました。

チタンと言えば、釣り竿のガイドなどでも使われる

軽くて硬くて錆びない素材。

我々の経験上、チタン製のフィッシングプライヤーって見たことないし
軽くて錆びないなんて、バス釣りはもちろんですが海の釣りでもかなり使えそうだし
やってみたいっていう思いが強くて、作っちゃいました。

ただ、簡単にできた訳ではないんです・・・・。

いいところばかりにみえるチタンですが

欠点と言えば、加工が難しいという点とその素材の価格が高価である事かな~。

BACKLASHでこのチタンプライヤーを作ろうと動き出したのが約3年前になります。
CADデータを作成して3Dプリンターで形状サンプルを作り形状の確認を何度かして
海外の工場へサンプル依頼しました。

これがその時に上がってきた、製品サンプルです。

使い心地もよく、3Dデータを送っていたのでほぼ希望どうりの物が上がってきました。
『いいじゃん、いいじゃん』ってのがその時の素直な感想です。

がしかし、正式なオーダーをして、どれだけ待っても、待てど暮らせど製品が上がってきませんでした。


理由を聞くと、チタンは硬くて加工が難しいとの事で、無垢のチタンを型抜きして
バリ取りなど形状を整えるだけでもすごい手間で時間をくださいとのことでした。

やっとのことで、出来上がって納品された完成品は、写真の製品みたいなものなのですが
ところどころアラがあり、とても自信をもって販売できるものではありませんでした。

すべてボツです。

おまけに、工場から もうやりたくないって 連絡ありました・・・。(笑)

既に、計画して1年半が経っていましたが、そこからまた工場探しが始まりました。

(こうなったら、ちょっと意地でも作りたくなってきてました。)

何か月かして、工場も数社見つかり、サンプルを作ってもらいクオリティーの高いところに依頼をする事が出来た。

完成品が納品されるまでは不安でしたが
 

何か月かして、今回は上の写真の様な納得のいくプライヤーがあがってきました。

先日検品作業を終えました、それでも1/4はNGでした。
そのくらいチタンプライヤーって難しいんだなと・・だから市場にない訳だわな・・・と

あらためて感じさせられました。

でも、最初に作ろうとオーダーした工場の製品とは明らかにクオリティーが良く
今は工場を変えて良かった!って思ってます。

 

そして、やっと明日店頭にて販売させていただくことができます。
もちろん同時にネットでも販売させていただきます。
(3/3朝10:00よりの販売です)

一応、こんなケースに入っての販売となります。

PEラインも切れるタングステン製のラインカッターも付いてます。

二つのチタンの部材をつなぐ真ん中の部分は
加工の都合上ステンレスとなってますが

この部分は、ステンレスの中でも錆に強いとされるSUS316というステンレスで作ってもらいました。

冒頭でも書きましたが、チタンの素材は高いです。
だから今回のプライヤーも結果高くなりました。

もちろん、最初から分かってた事なので承知の上、制作を進めてきました。

今回の販売価格は、15000円(165000円税込)となります。

海外製なので次回の価格は変動するかもしれませんし、また作ってくれるかもわかりません。

とにかく、高価なものなので、大事に長く使っていただけると嬉しく思います。

多分国内初?
チタン製のフィッシングプライヤー
気になる方は店頭に来て触っていただくか
WEB販売ページにて詳細をご確認ください。
BACKLASH チタンプライヤー TP-160 –

コメントは受け付けていません。